光回線を安く利用するのはどうすればいい?と悩んでいませんか?そこで今回は、光回線が割引になる仕組みとともに、すこしでも安くするための方法を解説します。
【基礎知識①】光回線の価格を左右する要因って何?
光回線を安くするためのポイントを理解するには、基礎知識を知る必要があります。まずは光回線の価格を左右する要因を知っていただきましょう。光回線の月額費用は、主に3つの要素で構成されています。
・回線使用料
・プロバイダー
・設置費用
回線使用料
インターネットにつながる回線の使用料金です。一戸建てであれば特別に回線を引くので高くなりますし、逆にマンションであれば、数人で回線を分けて使用するので安くなります。
プロバイダー
有線で接続するだけでも、インターネットにはつながりません。インターネットに接続するためには、「プロバイダー」と呼ばれるサービスが必要です。プロバイダーもたくさんあるので、自分の好みに合わせて選ぶことができます。また、最近では光回線をパッケージにしたプロバイダーも増えてきています。
設置料金
光ファイバーケーブルを電柱から自宅まで引っ張る必要があるため、工事費が必要になります。サービスにもよりますが、設置費用は2~4万円程度で、2~3年かけて分割で支払うケースが多いです。料金を分割することで、ネットワークの利用を開始しやすくなりますし、サービス提供者側も長く利用してもらえるので、お互いにメリットのある支払い形態となっています。
【基礎知識②】光回線はなぜ安くなるの?割引の正体
光回線の料金を見直すためには、割引の役割を理解しておくことが大切です。
長期使用を前提とした割引
多くの通信事業者は、契約者数を増やすために広告や営業など活発に活動しています。そのため、サービスを開始してから長く利用してもらうために、「長期利用に応じた割引」を実施しています。この割引は一定期間内に解約すると違約金が発生します。たとえば、NTTフレッツ光の「年間」割引は、長く利用する前提であれば、安く利用できますが、2年以内に解約すると最大1万円の違約金が発生します。
初めての方は割引が適用
まだ、光回線利用を開始していない人や他社のインターネットを利用している人には、割引が適用されます。割引価格を提示することで新規契約者に利用開始を促すのが目的ですね。このような割引は初めて利用する人にしか適用されないことが多く、ネットワークサービスを乗り換える際の指標の一つになります。
他のサービスと合わせて増える割引
例えば、ドコモ光とドコモのスマホをパッケージにして、スマホ1台に対して最大1,000円以上の割引を受けることができます。ネット以外で今使っている通信サービスを考えて、それを組み合わせることが、光回線のお得な選び方といえます。
光回線を安くするためのポイント
ここまでは光回線を安くするための基礎知識について紹介しました。次は本題である「光回線を安くするためのポイント」を紹介します。具体的には以下の通りです。
- 契約内容を見直す
- オプションの削除
- 自分の計画を見直す
- プロバイダーだけ変えてみる
- 他社の光回線に切り替える
- 他のサービスを利用している会社の回線を使う
- キャッシュバック条件や違約金に注目
- 光回線以外の方法を考えるのもアリ
ではそれぞれの内容について詳しく紹介しましょう。
契約内容を見直す
まずは今の会社を変えずに安くできるかどうかを考えてみましょう。会社を変えると、変更の際に違約金を請求されますし、契約期間を長く縛られてしまうかもしれません。追加の工事費が必要になる場合があります。そのため、即効性のある割引や値引きに引っかかって他社やサービスに乗り換えてしまうと、意外と高額になってしまったり、やめようと思っても契約から抜け出せなくなってしまうので注意が必要です。
オプションの削除
光回線をはじめる時、キャッシュバックを受けることができます。しかし条件としてオプションを契約してくれと言われる方もいるでしょう。
各オプションの価格は数百円から数千円かかります。そのため、自分の請求書を見て、使わないオプションがあれば解約するようにしましょう。なかには、あまりにも手抜きなオプションもあります。インターネット接続サービスいなど、自分で何とかなることをわざわざオプションにしてることもあります。俺に毎月数百円から数千円払うのはもったいないですよね。
また、プロバイダー業者によっては契約時必須オプションがある場合も多いです(契約後に解除することはできます)。プロバイダーの明細書をしっかり確認した上で、不要なオプションを削除することをお勧めします。
自分の計画を見直す
現在のインターネットプランの見直しを検討してみましょう。請求額を減らす方法としてよくあるのが、光回線と電話回線を組み合わせることです。以前は 「不安定 だから」や 「停電時に使えないから」などの理由で、光回線インターネット経由電話をかけることを嫌っていた人も多いです。その影響か、通話が安定していることや、携帯電話が普及していることもあり、停電時でも通話ができることから、アナログ電話を利用する人が増えてきました。
ただ停電時に使えないと言う弱点は未だに完全に解消されていませんが、回線が不安定と言う問題はほぼ解決されていると言っても過言ではありません。だからこそ光回線をベースとする電話を今こそ検討してみても良いでしょう
例えば、auひかりとNTTの電話回線を別々に契約している場合、auひかり電話に乗り換えることで1,100円以上の基本料金を節約することができます。
そのため、現在アナログ電話を使用している方は、ひかり電話に乗り換えた方が大幅にコストを抑えられる可能性が高いです。
プロバイダーだけ変えてみる
光回線そのものを変えることができなくても、プロバイダー業者だけ変える事は可能です。
ほとんどの業者は1200円前後ですが、キャンペーンを利用すれば格安で利用できるプロバイダーも存在します。
とにかく、スピードよりも価格を重視するのであれば、乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。ちなみにプロバイダー業者を乗り換えたい場合は、現在の業者の価格や違約金を比較してみましょう。業者によって速度の安定性が変わることも珍しくありませんが、価格や違約金は違うことも多いです。ちなみにどのプロバイダーが良いのかは地域によって異なるため、一概に結論を出すことはできません。しかし、設備の整った大企業プロバイダーを選べば、失敗する可能性は低くなります。
他社の光回線に切り替える
料金体系が全く異なる他社の光回線に乗り換えるのも、家計を大きく変えるだけのインパクトがあります。実際に「So-net光」に乗り換えたところ、請求額が2,200円近く(税込)減額されます。
他の光回線に乗り換える時は実質料金を比較しましょう。光コラボ比較サイトであれば簡単に比較可能です。
他のサービスを使っている会社の回線を使う
乗り換えの際には、基本的には「他のサービスを使っている会社」のインターネットをお勧めします。例えば、携帯電話がわかりやすいですね。携帯電話会社は、インターネットとスマホなどのサービスを組み合わせれば、金額がかなり安くなります。
格安スマホと光回線のセットであればOCN光が月額料金も最安値級でキャッシュバックも高額でおススメです。
前述したように、インターネット以外のサービスを利用している場合は、そのサービスと組み合わせることで月々の料金が割引になる可能性が高いです。
キャッシュバック条件や違約金に注目
安い会社に乗り換える際には、現在利用しているサービスと乗り換えたサービスのそれぞれの違約金を把握しておく必要があります。特に光回線は、解約時に一括で工事料が発生する可能性が高いので、よく確認しておきましょう。
残額などがわからない場合は、事前に電話で聞いておくことが手段になります。違約金が心配な方は、ソフトバンク光のように他社からの違約金を全額返金してくれる会社もありますので、気になる会社の活動をチェックしてみましょう。
光回線以外の方法を考えるのもアリ
光回線の料金を見直すときには、「固定回線」に縛られないようにしましょう。今までは自宅でインターネットができるのが常識でしたが、最近ではこの常識が崩れてきています。これは、いわゆるモバイル系の通信サービスが、ここ数年で以下のように急成長しているからですね。いまは容量20GB/30GBのスマホを格安で利用することができます。格安SIMカードの登場により、スマホが超格安で使えるようになりました。
また、ポケットWi-Fiは今、動画をサクッと見放題の料金で見られるサービスを開始しました。
ちなみに、「ポケットWi-Fi」などの携帯電話は、ネットワーク設備が不要なので導入費用も安くなります。ポケットWi-Fiは設置費用がかからず、屋外でもインターネットに接続できるので、場合によっては費用対効果が高くなります。特にポケットWi-Fiでは動画を鮮明に見ることができるので、光回線よりもポケットWi-Fiの方がお得で使いやすいサービスになっていると思います。
まとめ
今回は「光回線を安く利用する方法」を割引になる仕組みとともに解説しました。光回線を安くする方法をまとめますと、以下のようになります。
- 契約内容を見直す
- オプションの削除
- 自分の計画を見直す
- プロバイダーだけ変えてみる
- 他社の光回線に切り替える
- 何か使っている会社の回線を使う
- キャッシュバック条件や違約金に注目
- 光回線以外の方法を考えるのもアリ
光回線を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
以上、「光回線を安く利用するには?割引になる仕組みとともに解説」でした。